雑記帳 その二


 

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中山市朗・雑記帳  その二

 


 

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中山市朗・雑記帳 その二

 
 『モーツァルト』の血痕について。

 15日から、私が小説として書きました『モーツァルトの血痕』を、月2回、15日、25日に配信いたします。
 この作品は、四天王寺のある重要関係者の言葉から生まれました。
 その重要関係者をT教授とします。
 それは、1991年頃のこと。 四天王寺は、建立1400年と、聖徳太子摂政1400年の大祭を2年後に控えていました。そして、西暦2000年も間近というこの時に、聖徳太子直筆の預言書『未来記』を公開するべきだという上層部の判断で、いろいろ検討しているという趣旨を聞かされ、また、その解読を、まだ30代だった私と、当時神道研究家といっていた,私より2~3歳下だったG嬢に託されたという経緯があったのです。

 聖徳太子直筆の預言書『未来記』。

 この存在に関しては、過去、いろいろな国学者や儒学者が研究をし、調査もしていて、全て偽作で確かなものは無いと結論付けられていました。
 しかし、四天王寺の重要関係者であるT教授は「ある」と断言したのです。ただし「それは秘文であり、公開はしていないし、四天王寺でも上層部の人間しかその存在を知らない」と言うのです。

 T教授はこうも言いました。

 「学者や専門家にこれを渡すと真贋論争になるだけでしょう。肝心なのはその内容で、そこには日本の国が亡びることと、それを救う手立てが書いてあります。お太子様は、これをいつまでも隠匿することを望んではいないでしょう。ですから、21世紀を目の前にした、この時に、貴方たち若い人に託して、訳してもらいたい。もちろん直訳しても意味はわからない。神道や仏教、道教の勉強をして、天津金木の奥義も知らなくてはなりません。天皇のことも学び、『聖書』も読んでおいてください。なぜなら、『未来記』の構成は、『ヨハネの黙示録』に対応しています」等々、いろいろ聞かされ、極秘の資料もいただきました。
 しかし、ある事件があって、『未来記』は我々の目に触れることは無く、再び隠蔽されました。

 この『未来記』の内容と顛末については、私は何冊かの著作に書いているので、そちらを読んでいただくとして、ある日、T教授からこんな話を聞かされたのです。

 「先日、友達に誘われて、モーツァルトの『魔笛』を観に行きました。オペラなんてあんまり観ないし、興味もなかったんですが、日本語で上演するというのでそれなら、観に行ってみようと。そしたら、観ていて不思議な感覚がしてきたんです。『未来記』を開封せよ、『未来記』を開封せよ。そんな風に出演者たちが言っているように思えてならなかったんです。それに、構成が『未来記』に似ている。『未来記』は、善と思ったことが悪であり、悪と思っていたものが善である、ということが書かれてあるのですが、『魔笛』がまさに、この善悪がひっくり返ることによって、真実が見える、救済された、とするんです。そして主人公は太陽の賛歌で祝福されるのです。なんだろう、これはと私も悩みました。モーツァルトは、『未来記』を知っていたのかも……、でもそんなことが、ありえるのでしょうか」
 私はその帰り、本屋に寄って『魔笛』のテキストを買い求めました。
 すると、その最初に、「タミーノがきらびやかな日本の狩衣をまとって、岩山の一つから駆けくだってくる……」とあったわけです。

 「古代の日本の皇子が書き残した預言書のコピーが、千年以上も昔のシルクロードを渡り、長らくスペインにあるユダヤ教のシナゴークに納められていた。これを見たのが、アダム・ヴァイスハウプトというバイエルンの大学教授で、彼がイルミナティを創設するにあたって、参考にしたようだ」 主人公のタミーノは、日本の王子である。これは衝撃でした。

 モーツァルトの時代は鎖国の真っ最中。
 彼らはどれほど日本のことを知っていたのだろう?
 主人公を日本の王子としたのは、深い意味があるのだろうか?

 フランスの音楽学者ジャック・シャイエの著書『魔笛・秘儀オペラ(原題は『魔笛 フリーメーソン・オペラ』)には、『魔笛』の解読とフリーメーソンとの関係を詳細に解説しているが、これに関しては「ト書きには、彼は日本の狩人の衣服を着て登場、とある。これはエジプトの、あるいはエジプト仕立ての、ドラマの出だしとしてはたしかに奇妙なこと思われるが、それは、彼が太陽の出る〈東洋〉の出であることを意味している」としか言及されていないのです。

 ほんとうに、それだけなのでしょうか?
 私はそこに疑問が湧きました。

 それから私は、モーツァルトや『魔笛』に関する文献を読み漁り、そのうちモーツァルトを研究するにはフリーメーソンの研究も不可欠であることに気づいたのです。
 モーツァルトの時代は、紳士はフリーメーソンの団員であることが求められ、またモーツァルト自身もフリーメーソンであり、周囲の友人、知人、関係者、支援者のほとんどがフリーメーソンであったからです。そして、フリーメーソンが18世紀のヨーロッパに大きな影響を与えていたこともわかったのです。また、バイエルンのイルミナティも、モーツァルトの時代に組織化され、解散させられたのです。そこからさらに探求していくと、エジプトの秘儀に突き当たりました。
 フリーメーソン、とりわけイルミナティは、このエジプトの秘儀を参入儀式の中に取り入れています。
 さらにエジプトの秘儀と、天皇の秘儀、日本の太陽神、これらは不思議とぴったりリンクするのです。

 一体これは、何だろうと思っているところに、ある情報が私の耳に飛び込んできたのです。
 「古代の日本の皇子が書き残した預言書のコピーが、千年以上も昔のシルクロードを渡り、長らくスペインにあるユダヤ教のシナゴークに納められていた。これを見たのが、アダム・ヴァイスハウプトというバイエルンの大学教授で、彼がイルミナティを創設するにあたって、参考にしたようだ」
 これは、日本とユダヤの関係を研究しているというユダヤ系の人物から聞かされたものなのです。

 古代の日本の皇子? それは聖徳太子のことではないのか
 皇子が書いた『予言書』? それは『未来記』のことではないのか?
 それがなぜ、スペインに?
 ヴァイスハウプトがそれを読んで、イルミナティ創設の参考にした?

 こんなことは、あり得ない、の一言で片づけられる話かも知れません。

 しかし、そうしてしまえば、そこで終わります。
 『未来記』とイルミナティの繋がりを示唆するものがあるからです。それが『魔笛』です。
 『魔笛』がフリーメーソンの思想に影響され、その秘密を取り込んだオペラである、ということは周知の事実です。そして、モーツァルトの交遊録を見ると、フリーメーソンのみならず、イルミナティの人物たちとの関りも見て取れるのです。

 『魔笛』は、モーツァルトの最後の作品とされています。この後、モーツァルトは謎の死を遂げるのです。『魔笛』に歌われる歌詞、音符、舞台での演出は、初演にあたって、モーツァルトの親友であるシカネーダーという男(『魔笛』の作詞者であり、演出者、パパゲーノを演じた役者であり、劇場支配人であった)は、様々な暗号と象徴によって内容を構成したようです。それが為に誰にも解読できない秘儀オペラとされています。また、モーツァルトがなぜあのようなオペラを作ったのかは、彼の死の謎と同様、音楽の専門家の中で、今も議論されるところですなのです。

 その『魔笛』をオカルト、隠秘学で読み解こうとした者は、私の知る限りいないと思われます。そして、読み解いてみたのです。すると、やはり驚くべきメッセージが秘匿されていたのです。
 これを公表するにあたって、モーツァルトやシカネーダー、あるいは『魔笛』の成立に大きな影響
を与えた錬金術師イグナーツ・フォン・ボルンらを紹介し、当時モーツァルトの死はどのようなもので、当時のヨーロッパにはどのような歴史背景や価値観や思想があったのか。18世紀のフリーメーソンとはどのようなものだったのか、イルミナティとは、フランス革命との関連は、日本はどんな存在であったのか、そして当時の神秘学は、どのようなものであったのか。そういうことを表すのは小説という形が一番ふさわしいと思い、実は十年以上前に書き上げていたのです。

 ただ、それだけでは私が提示しようとする全てが伝わらないと思い、人物名や神秘学用語、音楽用語などとリンクさせ、音楽も聴けるというWeb配信ならではの仕様を施しました。この用語だけを集めると、最終的にはオカルト辞典ともなろうかという試みです。

 15日配信はそのプロローグ。
 
シカネーダーが語る「日本人の諸君へ」
 
無料配信です。


 
 

 

 

 

  
 
※色が違う箇所がありますが、意味意図はありません。
 

 

 

 

 


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4月22日『中山市朗・雑記帳』その四  〜お知らせ〜

4月25日 小説&オカルト辞典
      『モーツァルトの血痕』
                   第一章 モーツァルトの死(前半)

4月28日『中山市朗・雑記帳』その五

4月30日『中山市朗・雑記帳』その六

 


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